円山に向かう途中、神宮脇の水の流れ、逆流にコケを食べているらしいつがいの鴨を見た。雄は暗目のエメラルドグリーンの頭部が美しいので発見されやすいが、雌はウズラ模様で”カモ” フラージュ色。自然に守られている格好。
街で休憩。コーヒーを飲むガラス窓の外。1、ちょこちょこ歩くユーモラスなパグ犬を散歩させていった男性、2、杖をつく老女とその連れ合い、さらに娘さんが後ろになってマンションに入っていく、3、60歳くらいの女性、颯爽とベレー帽にロングスカート、自転車をおりてスーパーストアに入っていく。それぞれがしっかりと物語を持った、映画にでもなりそうな風景と見えた。何だか、フランス映画 ”ぼくのおじさん” が描いた普通の街の風景を連想した。普通に、穏やかでもあった。
引き続いて観た、ケン・ローチ監督の ”天使の分け前” も、何ともいえない愛情を味わえて、いい印象で帰宅した。
<幸せの感じ>