この先、ズーッと将来のことを考えると、格差社会ははっきりとできあがると思う。格差・上のクラスに入るか、下に入る、入らざるを得ないかは、みんな生まれてから早めに決まる、あるいは決めないといけない。大器晩成などは夢の夢となる。
下になれば一生下だ。今の世はまだ格差・下でも、“ヒトの幸せは・・・”などとのんびりしていられる面もあるが、将来はそんな幸せはない。中間に位置するヒトは夢を追い求めるが、達成しないし、下のヒトは一生奪取されるだけだ。どうしたらいいかについては、昔から”革命”という言葉があるが、国の暴力・管理システムがさらにしっかりしているからそれはあり得ない。・・・というようなことで、映画、”タイム”や“リミットレス”はでき上がっていると思う。
そして、行き着く先は、超大昔に地球上に起こったことに重なる、と想像する。
<次は、”こうのとり、たちずさんで”。以前観ている。けれど、細かいところを見ていない。きっと何回見てもいい。故テオ・アンゲロプロスの映画らしい映画だし、イメージとしても時機を得た映画という気がする。つまり、重い。マストロヤンニも死んだし、ジャンヌ・モローももう居ない。>