折角の一品手作り衣類を長ーく大事にするには、洗濯というものをし続けないといけない。いかに寒い地方といえども虫食いはされるし。
ヨーロッパの家で何代も大事にされていたりするリネン、洗濯のあれこれ知恵は欠かせなくて、代々その方法や技法を伝授されることが多いと読んだことがある。そう、洗濯技術!これは大切だ。今になって思う。
あるとき、大手のクリニング屋さんへ行った。母が縫ってくれている”作品”なので、”タグ”というものが付いていない。「絹なので大事に取り扱ってほしい」とか、「ウールなので・・・」と言うと、「現場ではタグの通りに洗うので、タグが付いていなければ、出来上がりには責任がもてないんです。」以来、地方の知人であるクリニング屋さん、顔が見えるクリニング屋さんへ気持ちが向いている。我が息子は小さいクリニング屋さんを探せばいいと言っている。
”ものを大事にする技術”という講座を誰か組まないかなー?大切に思うものを大事にする。ちょっと以前、漆塗りのお弁当箱のはげた縁に再度漆を塗ってくれた人があった。見事によみがえったいただきもののお弁当箱、今年で30年目。
<どか弁である>