20年間持ちこたえた羊→山羊小屋を新たにしようとしている。
”紺屋の白袴”的に、一応建築設計、デザイン、監理を生業としているNの作品としてはあまりにお粗末で、使い勝手=えさのやり勝手とか、毎日の山羊の出し入れ勝手とか、堆肥を出し勝手とか、とにかく日常的なお世話のし勝手がずいぶんと悪かった。毎日のお世話係が彼の担当ではないからだと、私は思っていた。聞いているでしょ?洗濯をしなければならなくなった男が洗濯機を発明したとか、縫わなければならない羽目になった男がミシンを発明したとか・・・。ま、貧乏暇なしなので、そんなところまで手も気も回らないということで、無理くり世話係の体力でこなして来た20年なのでした。
貧乏は変わらないけど、暇なゆとりがあってもいい世間並みの年頃だということで、やっとこさ、それも若者の手と力を借りて、2日と半分で、山羊小屋および鶏小屋を作ってしまおうという作業がスタートしました。
北原名田造さんの「山羊ー飼い方の実際」 (S54年 農山漁村文化協会)も参考にしながら、今度の餌箱の形が楽しみです。