ときどき、コンニャクや豆腐、あるいはパンなんかに縫い針が刺さっていて問題になる。だから、パン屋cafeで縫いものをしている人がいたら、相当怪しいと思われるだろう。
小旅に出る時は待ち合わせ時間を埋めるために、本は勿論、葉書や便せんと切手、それに、普段し残したり、なかなか手がつけらない事やものを詰め込んで持ち出したりする。今回はいただきキッチン・ナフキンを持参した。端の始末がされていない、スズキコージの絵印刷キャラコ。cafeの隅っこ、柱の陰でチクチクまつりぐけ。誰にも気づかれなかったか?内心、速く速くと焦って、無事仕上がった。
ところで、キャラコは懐かしい布だ。ブロードなどと違って、真っ白い、綿100%、糊づけしてあるため針がとおり辛い、指で折り跡をつけられるくらいにアイロンがかけやすいことなどが特徴だろうか。大昔から綿織物が盛んだったインド、世界へ輸出された、それがカリカット港からだった。その名がなまったようだ。庶民の夏服材料布として、子どもの頃には大活躍していたと思う。ブロードはもともとイギリスでの毛織物を指しただけあって、何番手のブロードかがレベルの上下を表すが、キャラコは細い綿糸だけれど、番手を言わないように見える。